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徒然:レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

:読売tv 2004320日 21:0023:10

「天才とは何なのか!レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯 

              最新科学が解き明かす絵画“モナリザ”10の謎」                         

 

1452415日の夜、公証人(弁護士兼会計士)セル・ピエーロ(Ser Piero) と カテリーナ(Catherine) の息子として誕生する。ヴィンチ村とその郊外で幼少期を過ごす。)

 

2時間を越す番組でした。

全体的には ずいぶん乱暴なつくりでしたが幾つかの収穫はあった。

 

一つ目は “モナリザ”のモデルが「ジョコンダ」であることが 遺産相続人

「サライ(小悪魔)」の 相続目録で確定であろうと、いうこと。

サライは美少年弟子で そうとう我がまま者です、ダ・ヴィンチ ホモ説が信じられる 根拠になっている。

 

二つ目 背景の右端と左端をつなげると無限環が形成される、ほんとかなぁ。

 

三点目 右目と左目の視点が微妙にずれて 結果 不安感・違和感をかもし出す効果があり 人々に印象づける。

 

サンタ・マリア・デレ・グラツィエ教会に「最後の晩餐」を描いた際のことに及んで

ダ・ヴィンチは街に出て人物デッサンを溜めていたので 描き始めが遅れたという

くだりは 少し違うように思われました。ダ・ヴィンチ デッサンの常は 観察するーデッサンするー類別化、を 街頭でするのではなく(モデルを前にするのでは無く)

記憶をデッサンする。若い頃は 見て描いたかもしれない。

「老人」のデッサンの時分は 記憶を書き、創造・デッサンをしていたように思われます。

 

「鏡文字」を ことさら理由づけて麗々しく解説していましたが、左利きの人は

アルファベットを左手で右から左へ流すのが自然な動きでしょう。

わたしは単純な考えを採ります。

左利きの方々 如何でしょう?

 

文字の多いデッサンを添えて参考に供します。

 

 

150306  モナリザ

 

同じモナリザですが 雰囲気が微妙に違うので見比べてください。

モナリザmonalisa 03 20 web 15kb

 

「視点」について

ジョコンダ〜モナ・リザ(1503-1505 jocondo 400pix

 

何葉かの「顔・右、左」の写真です、「視点」は どうでしょう。

 

 

   

 

 

 

 

 

背景の連鎖。番組中の「宇宙的規模」を感じさせる、は どうだかなぁ。

 

 

 

 

解剖図:「鏡文字」であると、同時に「3D」的手法が ここにはあります。

どこまで未来を先取りするのでしょう。

解剖図12 600pixコントラ P8020136

 

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不謹慎だが無数のパロディが作られる。

パロディ:モナリザ・21世紀hikou-m

 

パロディ:モナリザ・ハデリザhade-m

 

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1495年ミラノのサンタ・マリア・デレ・グラツィエ教会「最後の晩餐」

 

15人ぐらいづつしか見学を許されなく 静かな「食堂」です。

キリストの左頭髪のあたりに消失点を置き、全体に動きと立体感がみごとです。

ユダの扱い方は 特に画期的です。20009

サンタ・マリア・デレ・グラツィエ聖堂・晩餐. 600pix

 

# 晩餐1041971 600pix 33kb

                      早川 正洋 2004321