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私たちと“澤乃井”

 泰山木の創刊準備号が出た年(平成11年)、当時、旭川で活躍なさっていた尾崎さんを通して
― 旭川グランドホテルで開催される“北をめでる酒と肴の会”にみんなで出席しよう― という、おいしそうで、楽しそうな話が伝わってきました。
 行ってみると、会場には、北海道の新鮮な海の幸、山の幸を使った、たくさんのおいしそうな肴とともに、全国から厳選された、33ヶ所の銘醸造元の伝統酒がずらりと並んでいました。その中に、東京代表として青梅のお酒“澤乃井”があったのです。私たちが八王子や国立からの出席と聞いて小澤社長さんも驚き、私たちも歓喜の声をあげ、早速記念写真を撮ったのが、“澤乃井”――小澤社長さんと私たちの出会いでした。
 その時、私の夫が名刺を渡しておいたため、その後、数日にして、社長さんから家に手紙が届きました。社長さん独特の味のある文章が印刷された御礼状と、
「まさか、八王子、国立からこられた方々とお会いするとは思いませんでした。他の皆様にもよろしくお伝えください。・ ・ ・」という社長さん自筆の添え書きに心動かされ、1ヶ月後に、10人ほどで写真を持って、沢井の“ままごと屋”さんまで出かけて再会を果たしました。

 あれから5年、、、、私たちは、年に1〜2度は“ままごと屋”さんや、小澤社長さんのご自宅、あるいは“煉瓦堂朱とんぼ”という小澤さん所有の製材所あとを利用した屋根付き貸バーベキュー場などで、小澤社長さん(最近は奥様もご一緒に)にお会いするようになりました。
 社長さんの弟さんには、大野春樹さんのパライソコンサートにも来ていただいたりして交流を続けています。
 お会いする時には、いつもだいたい10人前後で、その中の5〜6人は変わりませんが、+αの方は、その時、その時、ご都合のいい方に加わっていただいています。

 ホームページにけいさいされている“森づくり”、“径づくり”の写真は、この、私たちと小澤社長さんとの交流の流れの中で参加させていただいた時のものです。

 ホームページをご覧になっている方の中には“森づくり”、“径づくり”って、いったい何なのだろうと思っていらっしゃる方も多いかと思います。


 “澤乃井”は創業が元禄15年(忠臣蔵と同じ)で、1昨年、創業300年を迎えたそうです。
 “多摩川を望む山野草の森づくり、径づくり”はその記念事業として企画されました。その主旨を皆様にご理解していただきやすい新聞記事が手元にありましたので、次に載せておきます。

 私たちとしては、あとで知ったことですが、今の小澤社長さんのお父様は、私たちの大先輩―――中学41回(昭和20年3月卒業)生―――で、今も、小澤酒造の会長さんとして、青梅の観光振興に貢献なさっているそうです。


 私たちは、尾崎さんのお陰でできた、この“澤乃井”―――小澤社長さん―――あの河合玉堂も愛してやまなかったという、御岳、沢井の地―――とのご縁を大切に思い、思い出多き立高の裏を流れ、校歌にも歌われている“多摩川”の上流の山野草の森づくり、径づくりに微力なりとも加わっていきたいと思っています。

 皆様のご参加を期待しています。
                  野崎晴美

出会いから紅葉狩り 野崎晴美
径づくり 野崎晴美
奥多摩春の植樹祭 丹羽 豊
奥多摩紅葉狩り 丹羽 豊
澤の井紅葉狩り 青木 孝
山野草の森 青木 孝


  
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