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話題はやっぱり立高の思い出
3年E組だった6人野郎
 田中邦男君(サンテクノロジー勤務・栃木県宇都宮市在住)、赤根雅雄君(アイ
テック勤務・千葉県長生郡長南町在住)、小池清房君(カシオ情報機器勤務・八
王子市在住)、岡本好司君(西多摩運送勤務・八王子市在住)、峰尾光一君(NT
Tアドバンストテクノロジ勤務・八王子市在住)、江崎和朋君(日本鋼管勤務・国立
市在住)の6人は、卒業時E組の同級生だった。
 1996年6月の立高16期会で三十数年ぶりに再会し、以来旧交を温めているという。会の名前は特別ない。宇都宮に住む田中君が出張で上京してくる時に合わせて吉祥寺や立川で飲んだり、泊りがけの小旅行に出かけたりと、年に3、4回は集まっている。昨年(2002年)夏には、八ヶ岳にある小池君の別荘に出かけたという。
 年も押しつまった2002年12月15日、彼らは午後3時に立川駅の改札口で落ち合い、立高を訪問、それから昭和記念公園(旧立川飛行場)に行き、午後6時再び立川駅に戻って、後から小池君と合流しての忘年会。あいにく、江崎君は体調を崩して不参加、峰尾君も当初参加予定だったが風邪をひき不参加だった。料理を注文し、鍋がくる前にまずは乾杯。やんちゃ坊主そのままの田中君、シャイな感じの岡本君、落ち着いた雰囲気の赤根君、いつも控え目に微笑んでいる小池君、なんだ、なんだ、みんな18歳の時そのままの風貌じゃないか!
 で、話題はやっぱり立高のこと。立高が指定校になったとかならないとか、都立高の地盤沈下、あれはなんじゃとか。そして思い出話、毎週のように通った立川駅南口の映画館、演コンの思い出、その時撮った写真の話、極めつきはやっぱり女の子のこと……。「オレ、それ知らない」とか「そんなことあったっけ」と、一人ひとりのちぎれちぎれの断片をつなげていくと、セピア色の写真が少しずつ浮かびあがってくる。ほんとうに「三とせの契りいや深し」(「清涼と行く」)ではないか。
                         (取材・片山布自伎)
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