還暦つれづれ
  
一巡りして 396とおりの新たな出立
夢があり希望があり 次世代への思いがある
新しい泰山木の生長とともに始まる
私たちの旅路
 
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まだまだ青春
32 佐藤聰子 (旧姓・池田)
 立高のクラブ活動でなんとなく茶道部に入ったことが、今の私の人生につながっている。
 未だに高校時代と同じことをやっているのだが、これがあったから私は同居や介護生活の中でも楽しく過ごせた気がする。今も90歳の姑と同居しているため思うように海外旅行など行くことができない。でもそんな時、人には言えないような茶会に参加してうさ晴らし。好きな骨董を買ってきてうさ晴らし。結構気持ちのリフレッシュになったものだとつくづく思う。
 10年ほど前から縁あって年に一〜二回ロータリークラブの留学高校生に簡単な茶道の紹介をする機会を持つようになり、茶道を続ける目標みたいなものをおぼろげながら見い出し、英語で行う茶道の勉強会や英会話なども少しずつ勉強しているが、英語のセンスが無くちっとも上手くならない。でもいつか、海外でのデモンストレーションに参加したいと思って続けている。
 お茶の楽しみ方もいろいろで、型を継承していく部分と自分なりの楽しみ方の部分とあって良いと思うし、近頃は特に自分流の茶道との関わり方を考えている。
 還暦を迎え少しじっくり時間を持つことができるようになり、次のステップに進みたいと切に願っている私だが、現実は厳しい。でも焦らず、いつかを夢みて健康に注意して、今できることを続けていこうと思っている私なのです。