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われら16期の仲間にはさまざまな専門家がいます。それぞれの分野でのお話をフレンドリーに語ってもらってもっとお互いに理解を深めたい――と始まった「泰山木講座」。その第1回は消費者運動30年になんなんとする三宅征子さんの、遺伝子組み換え食品の話題です。

講演者☆三宅征子(旧姓石川)





★2017年。人類は子孫を残せなくなる?

 今日はこのような席に招いていただき、たいへん光栄です。
 私は消費者センターというところを中心に、講演などに出かけています。今日は、これまで私が活動してきたことをお話しさせていただきます。 
私は、消費者運動は1973年から関わっておりますが、今は「日本子孫基金」という市民団体で、1984年の創設から足かけ17年間活動しています。今日お持ちしたのは、ここで毎月会員向けに出している『食品と暮らしの安全』という雑誌の最新号と、最初に出した『愛する千年先のこどもたちへ』という本です。1000年先という遠い未来のこどもたちが健康で安全に暮らせるためには、今の私たちが健康で安全に暮らせなければ駄目だということで、出版しました。副題は「化学物質から子孫を守る市民構想」としました。
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