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中込三弥子(高瀬)



はじめての楽器はバスクラリネット
 2001年13日、懐かしい立高同期生の藤田夫妻、山岸夫妻そしてご自身も中学生時代吹奏楽をされていたという藤沢さんの5人が山梨の我が家を訪ねてこられました。僻地勤務のため赴任した小学校で、吹奏楽の楽しさにはまってしまった私をインタビューにこられたのです。でも、私は思いがけずに山梨まで訪ねてきてくださったことが何よりも嬉しくて、とりとめのないあれやこれやの話をしゃべりまくったのでした。
 これは、その時のインタビューをまとめたものです。

★今、勤めているのはどんな学校なの?
 早川南小学校と言って、南アルプスの麓の早川町にある小学校です。全校児童34人という小規模校です。町は教育にはとても熱心で、修学旅行は全額公費で負担してくれるなど、教育にはお金をかけています。また、学校は山に囲まれ、春には木々の芽吹きが美しく秋には紅葉が青空に映えて、私は毎朝旅行に出かけるような気分で通勤しています。
★その学校に赴任することになったきっかけは?
 山梨県は、管理職になれば別ですが、「CD20年」という人事交流規定があります。CDとは何かというと、県内の勤務地はABCDと4つの地区に分かれていてA地区は山の中、CD地区は平地という具合です。それで僻地校の教員を確保するために、CD地区には20年きり勤められないという規定なのです。だから、若いときに長く僻地勤務をしてしまえばいいのですが、そうでない場合は平地で 年勤めると僻地勤務をしなければならないのです。
 でも、私の場合は、車で30〜40分で通える学校だったので通勤という面では良かったのですが、この早川南小学校は、以前から吹奏楽に全校で取り組んでいる学校だと聞いていたので、楽器が何もできない私は困ったなあという思いでいっぱいでした。

山梨県小学校バンドフェスティバル
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