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 パソコンの容量に反比例して、頭の容量は減るばかりです。昨年の夏に登ったキリマンジャロも記憶もはるかかなたといった感じですが、「泰山木」に対談という形で寄稿させていただいたおかげで、記録として残すことができました。真面目な雑誌に遊びの話は気が引けたのですが、人生のアフターファイブ、楽しむのもいいかなと思っています。(岸本郁江)
■キリマンジャロの記憶
 常識という衣をまとったファシズムの粘菌が増殖している。「非国民」というあの罵声がまた聞こえてくる……。(藤田宜正)
■いつかきたみち
 今までできたことができなくなってきた。例えば、半徹夜(完徹ではありません)。いくら気合いを入れても、体がいうことをきいてくれない。確か去年ぐらいまでは、オフィスまでの電車の中で曝睡すれば、どうにかこうにか仕事はできたのに、今では、一日中頭がボーッとしています。
■もうトシかしら
 この歳になってめちゃくちゃな忙しさです。体にこたえます……みなさんが若くて元気に活躍されていたころ、ぼくはのーんびりと極楽とんぼをやっていた。そして年貢の納め時というか、つけが回ってきたというか、子どもたちはこれから6、7年がいちばん物いりな時期、金にならない仕事が山のよう……というわけで編集の仕事も岩野さんたちにまかせっきり。そのうちね、そのうち、15年遅れくらいで参加するから、ね?      (酒井邦秀)
■つけが回ってきた
 最近の社会情勢はどんどんお ■どこかオカシイ  長男が生まれた後、約30年間、自宅で家庭教師を続けてきて、いつも夕方から夜にかけて忙しくしていました。ですからこの4月から生徒さんがぐんと少なくなった時、さぞや寂しく、手持ち無沙汰になるかなと案じましたが、そういうこともなく時間に追われず、ゆっくり過ごしていす。でもまだ生徒さんと関わっていたいし、生徒さんと過ごす時間は楽しいので、できればこの仕事をずっと続けられたら幸せだなと思っています。私のアフターファイブはこんな風に始まったところです。     (堀池美智子)
■私のアフターファイブ

そんなことをいうと、ふーちゃんに「かこちゃんもトシね。あっはっは」と笑われそう。ふーちゃん。来年はあなたのことを書くからね。     (山岸勝子)
 三月十四日、皆と別れた私はひとり、電車やケーブルカー、ロープウェイを乗り継ぎ、比叡山越えをして坂本に下った。 坂本の街の昼下がり、一軒のそば屋の格子戸を開けた。
 司馬遼太郎が、目的の「鶴喜そば」と間違えて、うかつにも隣
■鶴喜そば
かしくなっていないだろうか。オレオレ詐欺の横行、国会議員の年金未加入・未払い問題、イラク人質解放・拉致家族帰国に対する報道や世論の当事者達へのバッシングなど。オカシイ。それにしても、キャンパスは静かなもんだ。自由な大学生はアルバイトに忙しいらしい(?)。そう言う自分もオカシイ。古島君の書いた本の書評を書くことになっているのに、半年も挑戦する気力と体力が沸いてこない。どこかオカシイ。次号に載せるということで、伏してお許しを請いたい。古島君、ゴメンナサイ。    (山岸忠雄)
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