年9ヶ月、週2日だけの拘束で十分な収入がある。わが人生の安定状態に入る。
◯家族
・1977・連れ合いと同居。
・1983・長男誕生。得がたき体験。彼は一人の人間ができていく過程をつぶさに見せてくれる。わが忘れ去りし過去を疑似体験する。
・1988・次男誕生。また得がたき体験。彼の成長に人間の個体差の様を見る。
・1998・東京の父死亡。彼は老いの姿、現代の死に方、葬儀をつぶさに見せてくれる。また、相続の手続きを自分の手で行うことで、法の下の所有権の移動と確定のしくみを見る。
・1999・離婚。両者のわがままとそれを許せる物質的に豊かな社会、それを見る私がいる。私の不動産は利用価値は大きいが社会的価値はせいぜい新車一台程度。私より経済力のある妻が子供を連れ忍路を去る。長年この私に付き合ってくれ多くを残してくれた妻と子供に感謝しながらも、一人わがままに生きる道を選ぶ。 ◯仙人
・1・見かけ・仙人は肯定的な呼び方。実像はホーム |
レスの風貌。衣類は下着まで含め自分で買った覚えがほとんどない。顔、手を洗わず、歯も磨かない。大学に行くときだけ悪臭を放ってはいけないと心がける。
・2・食・味にはかなり敏感。忍路の水道水はうまい。自炊。みそ汁と飯が主(昆布と煮干のだしで自家製味噌、生産者のわかる白米)、魚、肉少々。忘れること多々あり、危ないと自覚。アルコール、何でもOK、量少々、値段に関係なく味にはうるさい。たばこ、しんせい一日30本。快食快便。
・3・時間・無時間。定年退職後の時間はかくあろうか、が、私はこの時間しか知らない。たいくつはない。ほとんどボーと過ごす。たまに熱中。空腹で時間を知る。あるいは、筋肉仕事の疲労で時間を知る。時計はあるが腕時計はない。眠くなったら眠り、自然に起きる。外との関わりで時間の約束があるとき、拘束と感じる。でもこの拘束は少しあったほうがいい。
・4・情報・最新情報はラジオで聞く。テレビは少し見る。新聞雑誌の購読なし。本も読まない。薪ストーブ用に人から古新聞をもらうが、数ヶ月分の記事をまとめて読むことあり。唯一購読は「 食品と暮 |