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●そうか・・・。人間も脳に行くには3年以上とすると、脳に行かない限りは発病っていう現象はないんだ。怖いねえ、いまこうしているうちに邪悪なものが少しずつ脳に向かっているかもしれないと思うと・・・。
○清水 だから、この「泰山木」でも前に講座をやったでしょ、三宅(征子)さんの。あれなんかわが方に関連してありがたかったですよ。
●遺伝子組み換え食品の危険性の話ね。
○清水 家畜って、人間にとっちゃ動物性蛋白の供給源ですからね。安全性や健康とかの問題を付加価値として考えていく責任があるわけだし・・・。

畜産はリサイクルの発想だ

●自然食品なんかそういう付加価値を売っているでしょう? それで単価はものすごく高いよね。本当に有機食品なのかなあ、安全なのかなあって、いつも思うんだけど。
○清水 結局、消費者としてはどういうものを作ってほしいかという考えをはっきりもってないと、騙されてもわからないわけでしょ? だから僕の場合は自分の耳で消費者の言葉を聞いて、その方法とか品物とかをそれに応えて自分で作ろうと思ってきた。僕は現場主義ですから、この商売始めたときも仲介業ではなくお客さんと話ができるほうを選んだ。格好いいことを言えば、サービスするお客様ってのはコラボレーションするためにあるんで、商品はあくまでもその手段だくらいに割り切って、だからこれを買ってちょうだいね、って。もう話が面白くなると商売そっちのけで・・・。
●理屈でケムに巻いたりとぼけたりするのが好きそうだもんねえ、アハハ。ところで、そんなふうにお仕事をやっていて、飼料提供の立場から食い物とか自然のこととかで何か感じること、見えてくるものってありますか?
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