| ○作り方の注意 |
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コツは、上等な手の込んだことはいっさいしない。おしょうゆも、だしと割ったりしないで、生醤油を使い、できるだけ、短い時間で、作ること。ただし材料はあのころのことですから、たまねぎにしても、卵にしても、自然なものを選ぶとあの味に近くなります。 |
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たまねぎがあまりぱりっとしている状態だと、生のピリッとしたものが残るし、あまりしんなりすると、あの味でなくなる。ピリがなくなって、しんなりし始めの、でも、やわらかくなってしまう前のそのタイミングで、溶き卵を入れる。 |
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その、溶き卵も、よく混ぜてはいけない。まだ、白身と黄身がおぼろげに分かれているくらい状態でフライパンに流す。この2点が大切です。 |
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おしょうゆはぐるぐるっと2回半くらい輪を描くようにかけて、「ひとつ、二つ・・・」と五つくらい数えてから、火からおろして、ご飯にかけます。 |
| さあ、いかがでしょう。ぜひやってみてください。立高の食堂には、あの「玉丼」のほかにカレーライスと狸うどんがあったような気もします。どんなメニューがあったのか、はっきり覚えていらっしゃる方、お教えください。でも、どれもどうしようもなくおいしかったですよね。 |
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| ○作り方 |
| 1 |
フライパンに油少々敷いて、中火で熱くする。 |
| 2 |
適当に、平たく(薄すぎないように)切ったたまねぎをフライパンに撒く。 |
| 3 |
適いためる。しんなりする前に、溶き卵をサッとたまねぎのうえに落とす。 |
| 4 |
しょうゆを適量、その上に撒く。 |
| 5 |
くれぐれも卵が半生状態であること。 |
| 6 |
温かいご飯の上にかけて、食す。 |
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