pre index next
(2)何にどれだけ積極的か?
ここでは、その関心がどの程度切実であるか、いってみれば、具体的な行動を意識してのものなのかどうか、その積極性を推量分析し、読みとってみた。
 (1)「積極性」を読みとるための手法
 下準備として、すべての回答に以下のような判断基準を設定し、点数をつけた。 
・1点     「アフターファイブに積極的に対処しようと考えている/具体的に考えている・行動している」
・0点     「無回答/できれば.したいと思っているが、単なる願望レベルで具体性がない」 
・マイナス1点 「〜したい」という願望はあるが、不安がある」

 具体的には、上記基準の傍点をつけた「積極性/具体性」、「願望レベル」、「不安」をキーワードとして意識しつつ、「泰山木アンケート」のすべての回答を点数化した。その結果を得点順、男女別にまとめたものが表1である。
 また、その結果をアンケートの質問項目別に集計してまとめたものが表2である。これは、得点順位上位から5項目(同順位のため4項目、6項目もある)ずつとり、それぞれを第1群、第2群、第3群とした。
 (2)結果から読みとれたこと
 最高得点15点、最低得点マイナス15点のもと、結果は表1「個人別得点傾向」」のとおりである。

 ● 「積極性あり」の16期生 最高得点4(女性)ないし5(男性)、平均得点1・56(女性)ないし1・78(男性)が高いのか低いのか、比較するものがないのでなんとも言えないが、少なくとも平均点が男女とも判断基準の「積極性あり」の1点を大きく超えていることは、我が16期生のシルバーライフへの心構えは「積極性を備えている」とみていいのではないか。
pre index next