next index pre
しも今回で早三回目となりました。昨年11月末の羽村の庭師上村さん宅での取材も又、お話上手で大変ユニークな彼の波乱万丈の人生にびっくりしたり、感動したりと本当にあれこれ人生勉強をさせて頂きました。毎回取材に同行して感じることはなんと素晴らしい人達が同じ高校にいたのだろう!という驚きと喜びの気持です。上村さんも立高時代は全く存じあげず今回初めてお会いした方ではありましたが、皆すっかり打ち解けて、取材後は奥さんとお二人で台所に立たれておいしい手料理で歓待してくださり、楽しい時を過ごさせて頂きました。次会の同期会には(初めて)出席するからとの彼の嬉しい一言。又一人同志を発掘できました! 取材時間が短すぎると感じるほど彼の話は豊富で興味深く、もっと時間があったらと心底思った楽しい取材でした。
 素晴らしい仲間との新しい出会いの場、それが「泰山木」の魅力です。この春実現した「大人の修
「泰山木」はこれで6号目、6年間続いたことになります。なかなかのもんでしょ? 創刊号以来、スタッフも変わりません。少しずつ増えています。号によって休んだり頑張ったり、みな決して無理はしていません。好きだから、面白いからやっているのだし、やってこられたのです。
 この仲間たちといっしょに、誌面の内と外でいろんなことに挑戦してきました。講演会、コンサート、音楽CDづくり、坐禅会、映画鑑賞会、修学旅行……と。誌面を通して、みな同じ立高16期の人で、世に知られているわけではなくても、いわゆる「特技」をもっている人、人間的な意志を貫いて
■シニアデビュー
学旅行」も然り。どなたも気軽に参加なさってください。何気なく入り込んでしまった私のように、抜けられなくなること間違いなしです!     (田中蓉子)
きた人、社会的な問題意識を高く保持してきた人、新しいことに挑戦している人たちに積極的に登場してもらい、彼らが培ってきた彼らの得意とする経験や知識からいろんなことを学ぼうとしてきたのです。
 できることは、まだまだたくさんあります。僕らは来年還暦を迎えます。ずっとサラリーマンというか給与生活を送ってこられた人は、そろそろ定年です。定年以後も新しくお勤めをされる人もおられるでしょうが、大半の人がフルタイムで会社や仕事のことばかりを考える暮らしや習慣からひとまず離れることになりそうです。僕は、それを「シニアデビュー」と考えています。よっ、待ってました!です。自分の経験してきたこと、その経験はなんと言っても、唯一無二です。そのキャリアをぜひ生かして欲しいと思います。どこで? もちろん、この「泰山木の会」で、です。
 デビューしましょう。再びの
「396通りの出立/その2・シニアデビュー」の開幕です。ほんとは、40年ほど前に立高を出立した396人のなかにもう帰ってこない人も少なからずおられますが、嬉しくもあなたは健在です。そのあなたのキャリアを今度は皆に教えてください。それで儲けようなどと気合を入れることはありません。売上げや目標実現のためのプレッシャーで身心ともに疲弊することも、社内営業や根回しに奔走する必要もありません。あなたの体験や知識知恵、ノウハウや関心を活かして、少し純粋で楽しめるもっとユニークな活動をいっしょにやってみたいと思っています。では次に、どのようにそれを活かすか、いっしょに考えましょう。どうぞ、知恵を貸してください。
 このたび、「絵てがみ」の本を出版された浜中初江さんが、本誌での紹介のために、ありがたくも著書を送ってくれました。感嘆しながら表紙を繰ってみたら、見返
next index pre