この年齢になって分かった「大人の修学旅行」 |
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知人に会うという若井さんと別れ六人でぶらぶら京都の街を歩きながら、ホテルへと向かう。とある町家の玄関の佇まいや、各家の玄関前に置かれた消火用の赤いバケツが珍しくて、足を止めてあれこれ言い合っていたら、中から年配の奥さんが出てこられ鍵をかけて外出のご様子。窓格子の前のアーチ形の変わった形のものが気になった私が、「これは何というものですか?」と思わず質問。「イヌヤライ(犬矢来)です。これはコマヨセ(駒寄)。これに昔は馬を繋いでいたようです」と奥さん。
「イヌ……って、もしかして犬のおしっこよけ?」と誰か。「そうかもしれませんがよくわかりません。竹で作るのが本当みたいですが、うちのは鉄製で」と奥さん。「素敵なお住まいですねぇ」と皆で言うと「でも住んでいる者にとっては冬は寒いし住みにくいのですよ」と応え、「よかったら中をご覧になります?」とまさかのお申し出。皆「えっ、いいんですか?本当に」「ええ、悪い人たちではなさそうだから。どうぞ!」と鍵を開けて中に入れてくださったのには全員感激!
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初日(3/12)は修学院離宮(写真)
と桂離宮の2コース。静穏な空間 |
丹羽さんと関西から参加してくれた金森(国島)
さんと鷲田(高田)さん(左から)。 |
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初日の夜宴は12名で湯葉料理の「だるま
屋」。町屋造りの雰囲気を味わう。 |
ホテルの部屋に戻り、“枕の投げっこ”
の代わりに延々と飲み会。大人です。 |