この年齢になって分かった「大人の修学旅行」 |
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京都の町家は間口が狭くて奥行きが長いと聞いてはいたが、正にその通り。土間の右に狭い階段と左にきれいに片付いた和室が一部屋あるだけであとは奥に続いている感じ。思いがけず普通のお宅を拝見できて「ウナギの寝床」を実感できた喜びもさることながら、外出前にわざわざまた鍵を開けて見ず知らずの旅人の私達を招き入れてくださった京都の奥さんのやさしいおもてなしの気持がみんなの胸にじ.んと沁みて大感激。修学旅行の幸先のいいスタートとなって、みんな幸せ気分に。早川さんに予約していただいたリッチホテルは、五条大橋西詰に立つ御所人形風の牛若丸と弁慶像からすぐの所にあった。
ホテルのロビーにMLで見慣れた?りっぱなおヒゲの早川さんを見つけ、それぞれが自己紹介。みんな初対面だったがそんな気は全くせず、すぐに打ち解けた会話に。四人ずつ桂離宮組と修学院離宮組に分かれての参観のため、桂離宮組の片山さんと私は皆と別れ、一時半の参観予約時間にはまだ充分余裕があったので途中気ままに街中を散策しながら河原町駅に行き、そこから電車で行くことにした。
途中の大和大路通や花見小路通界隈には先ほど名前を聞いたイヌ???(片山さんと二人ともイヌの後の言葉がどうしても思い出せなかったが、竹で編んだもの、鉄製のもの、形もアーチ型のもの、斜めに真っ直ぐ伸びたもの等いろいろな形があり興味津々)や、千本格子や二階の窓に簾を垂らしたしっとりとした風情のお茶屋が軒を連ねていた。菊柳・菊つる・菊乃・菊丸といったような芸妓?さんの名前がはいった札が玄関の格子戸上にかけてある。ここでも軒並み間口が狭い建物ばかり。途中すれ違った舞妓さんは、なんと素っピンで、おまけにニキビ面でお世辞にもきれいとは言えず、えっ、イメージ違うねという感じだったりして、目にするもの皆興味深く、いくら見ても飽きることがなく楽しかった。
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二日目(3/13)は全員で奈良へ。
なんと貸切バスがサービスで大型ゆったり。 |
ウキウキ、ワクワクのバスの中。 |
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まずはぶらりぶらりと東大寺。
トシのせいだ、しゃきしゃきとは歩けない。 |
17歳のあの日には、ここをどんな思いで
見上げたのだったか… |