この年齢になって分かった「大人の修学旅行」 |
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昔懐かしいといっても、面影は全く残っていない今風のきれいな新京極を歩く途中、はぐれる仲間があったりと気ままに歩くのはハプニングがあって面白かった。時間があったはずが最後は昼食の予約時間に間に合わず慌ててタクシーで晦庵河道屋へ。すでに北海道に帰り着いた尾崎さんがいろいろ心配して早川さんの携帯にこまめに連絡してくださったのには頭の下がる思い。おいしいお蕎麦を食べ、ホテルに預けていた荷物を受取り、タクシーで京都駅まで行きロッカーに荷物を入れて東寺までぶらぶら歩いた。
東寺の五重塔、金堂、講堂の建物はどれも美しかったが、どのお堂の前にも(東寺への途中の個人の家の前同様)赤いバケツが置いてあったのはとても印象的だった。火事を出すまいという京都の人の心構えの表れだろうか? 中に安置されている彫像のほとんどが国宝だそうで、その数の多さと大きさに圧倒されてしまったが、私が一番感動したのは金堂の軒先の、時代を感じる組物だった。素晴らしい木の芸術品に昔の人の技術のすごさが感じられただただポカンと口をあけて眺めていた。
四時過ぎに早川、三木さん、一時間遅れで帰京する永野さんと京都駅で別れてそれぞれ最後のお土産を買い、五時発の新幹線で東京へ。新幹線の中でも大いに盛り上がって私達の素晴らしい大人の修学旅行は、参加者全員に強烈な思い出を残して無事幕を閉じた。
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昼食は個性的な京都蕎麦の「河道屋」で |
最後のお寺は東寺。国宝、重文ぞろいで改
めてこの寺の深さに驚いた。 |
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さあ、ホテルからの出立だ。3日間大人で
いられただろうか? 皆さんお疲れさま! |
大昔の立高時代の「修学旅行の栞」。
覚えています? |